実は買うまで知らなかったAMD驚異のメカニズム!
単純にスペックでRADEON RX7900XTXを買ったはいいものの
前回記事でお伝えした通り、
UEVRを使って快適な環境でプレイするには
RX7900XTXやRTX4090すら不足
という状況でした。
通常プレイ含めて数年は廃スペック環境でゲームが遊べますが、
しかしAMDの現行世代RADEONにはフレーム生成技術である
「AMD Fluid Motion Frames (AFMF)機能 」というのものがあります。
更にfpsの低下を抑える「Radeon Boost」、
ラグを軽減させる「Radeon Anti-Lag+」(ただしこのシステムは一部ゲームでチート扱いされ最悪BANされるそう)、
アップスケーリングで解像度を上げる「Radeon Super Resolution」
これらをまとめて
HYPR-RX
というドライバによるパフォーマンスアップのオプションがあります。
この技術の驚くべきところはDX11以降のゲームであればおよそ適用できるというところ
(対応グラフィックボード限定)
ながらくGeforceユーザーだった私はこのAMDの技術を全くしりませんでした(FSRというDLSSに似た技術は知ってましたが)
ネット上でも調べてみましたが、1.8倍ほどのパフォーマンスがアップするとのこと
これ使えばUEVRの高負荷環境でも快適にプレイ出来るんじゃ?と思い
本記事を作成しております。
さっそく検証結果にいってみましょう!
やはりゲームによる?か
Senua's Saga: Hellblade II
発売されたばかりのソフトですがGamePassにてDay1リリースで遊べるように!
UE5で製作されたので元々重いゲームですが、平面プレイでFSR3をONにして4k解像度+HYPR-RXをONでfpsは70~80
更にUEVR+VirtualDesktopで解像度はWQHD~に強制的にされますがfpsはオーバーレイ上だとfps30前後という重さ
FSR3+AFMFという驚異のフレーム生成をもってしてもUEVRだと重すぎました・・・
HYPR-RXの表示は外部ソフトへの表示に反映されないためキャプチャできませんので、
AMD adrenalinの画面を直撮り、およそfps50~60となります。
それと非常に残念ですが、通常プレイなら没入感は凄いのですが、
なぜかUEVRだとのっぺりしてまして、テクスチャやモデリングは綺麗なものの立体感がなく
VRというよりは・・・ただの360°映像のようで没入感はイマイチ
FF7R
ゴースト対策をし無事とても綺麗にプレイ出来るようになったFF7Rですが、
残念ながらHYPR-RXをONに出来るもののadrenalin上では計測できず、
AFMF等が効いているかさっぱり分かりませんでした
ポーズをしなければ通常fpsが計測できましたが、VirtualDesktopのオーバーレイ表示と同じで
fps50~70前後の結果となりました。果たして効いているのか効いてないのか
FF7リバース(PC版はいつ発売されるか全く不明ですが)は是非FSR3に対応して欲しいものです・・・
GhostWire:Tokyo
前回記事でも記載していますが、VirtualDesktopのオーバーレイ表示だと
fps60~80で遊べますが、HYPR-RXオンだと
やはり2倍弱のfps150~程度にパワーアップ!
これは一気に実用的にプレイ出来るようになったのでは?
ホグワーツレガシー
こちらも前回同様通常時だとfps50~70前後というところ
HYPR-RXオンだと表示上fps180前後で推移しています
体感上そこまでヌルヌルに動くような感じではないので、本当に3倍良くなった?のか
視点移動を激しくするとカクつくので効いてはいるようですが果たして・・・
ちなみにFSR2に対応しているとのことで、あらためてUEVRを使用せず通常時で計測したところ
HYPR-RXオン+4k解像度でfps250と効きすぎな感はあります
パルワールド
通常時ではfps50~80程度でプレイできますが
HYPR-RXオンだとおよそ2倍のfps140前後で表示されます
ただし、VirtualDesktopの設定解像度だと WQHDに固定されるのですが
WQHDだと何故かHYPR-RXが適用されませんでした・・・ほんとに何故?
しょうがないのでFHDのフルスクリーンにしたところ適用されましたが、
ヘッドセットを通して肉眼だとFHDもWQHDもあまり変わらなく見えてしまいますので
とりあえず適用されればヨシ!
AMFMの弱点
1人称のゲームだと分かりづらいのですが、視点移動を激しくすると通常fpsに戻ります。
これはAFMFの仕様なのでしょうがないですが、ご留意ください。
適用される条件がバラつくがおおむね良好!
数個のゲームですが、試した感じHYPR-RX(AFMF)は想像以上にゲームプレイを快適にしてくれるかもしれません!
それだけにHellblade2の重さはビックリしましたが、いたしかたないのかもしれませんね・・・
通常プレイでとても綺麗な分、UEVRで逆に立体感がなくなりガッカリしました
FF7Rに至っては不明としか言いようがなく、PCスペックでゴリ押ししてるのかもHYPR-RXが効いてるのかも分かりません
GWT、パルワールドについては予想通りというか、AFMF適用の上がり方として順当
逆にホグワーツレガシーの約3倍の上がり方は意味不明です。
AFR2でパフォーマンスアップするようになっていますが、全ての合わせ技で3倍なのか
オーバーレイ上では変わらずfps50前後なので、試せる環境の方は試してみてはいかがでしょうか?
総じてAMDの技術は優秀
物量(消費電力)でゴリ押しする連〇軍N社と比較するとまさにジ〇ン軍といったところでしょうか
N社はテ〇レイの回路を搭載しAI方面に強くなっていってる印象ですが、
AMDはゲームに特化(CPUなども)していってる印象なので
今後もVRゲーマーとしてはAMDを使用していくかもしれません!
それではここまでご覧頂きありがとうございます。
次回もよろしくお願いします!