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Codexを使っていたらSSDが悲鳴を上げた話 ~JSONLログが数GBに成長していた~
生成AIでゲーム開発を進めていると、もはやAIエージェントは欠かせない存在になっています。
私もUnreal EngineでVRゲームを制作しており、OpenAI Codexを毎日のように利用しています。
ところが先日、SNS上で不穏なワードを見かけてしまいました
「CodexがSSD寿命を削っていく・・・」(通常用途であれば今のSSDはほぼ問題ないはずなのに)
昨今の高騰するメモリ事情に合わせてSSDも高騰しています
これは調査しなければと思い調べてました!
情報が錯綜しており素人には判断つかず
SNS上だと、素人にわかる情報が少なく
どうやら、「特定のログが肥大化していく」
「とんでもない回数の読み書きをしてしまう」
といった、ふんわりとしか問題を認識できませんでした。
何なら先月解消された問題らしいとの事も言われてる方もいらっしゃいました。
埒が明かないなと思い、どうせならチャッピーに聞いてみよう!(本末転倒
と調べてもらった現象が・・・
原因は .codex フォルダ
調べてみると、
C:\Users\ユーザー名\.codex\の中に大量のデータが保存されていました。
特に容量を使っていたのが
sessionsフォルダです。
中には
rollout-xxxx.jsonlというファイルが大量に保存されています。
しかも、
1ファイルが数GB
になっているものまでありました。
私の環境でも5GBを超えるJSONLファイルが複数存在していました。
JSONLって何?
JSONLは
「JSON Lines」
という形式です。
Codexは会話だけでなく、
- AIへの指示
- AIの回答
- ツール実行
- 作業履歴
などを1行ずつ保存しています。
そのため、
長期間開発を続けるほど巨大になっていきます。
このログは codex resume のような機能で過去セッションを復元するためにも利用されています。
AI開発を続ける人ほど危険
ゲーム開発では
- 数週間
- 数か月
同じセッションを続けることがあります。
すると
数百MB
↓
数GB
↓
数十GBという勢いで増えていくことがあります。
実際、GitHubでも
- 数百MB~数GBのJSONL
- 数十GB~数百GB規模のセッション
- SSD容量を圧迫
といった報告が多数上がっています。
チャッピーから教わった調査
チャッピーにいわれるがままPowerShellで容量を調べると
Get-ChildItem ~/.codex/sessions -Recurseで一覧が取得できました。
さらに容量順に並べると、
5GBを超えるJSONLが存在していることが判明。
これには本当に驚きました。
「ゲームのアセットよりログの方が大きい」
という状態ですw
SSD容量を確認する方法
では具体的に調べるとすると、WindowsでCodexを利用している場合は、PowerShellを開き、
次のコマンドを実行するだけでセッションログの容量を確認できます。
容量が大きい順に表示
Get-ChildItem "C:\Users\ユーザー名\.codex\sessions" -Recurse -File |
Sort-Object Length -Descending |
Select-Object @{Name="SizeGB";Expression={[math]::Round($_.Length/1GB,3)}},
DirectoryName,
Name |
Format-Table -AutoSize実行すると、次のような一覧が表示されます。
SizeGB Directory Name
------ --------- ----
5.545 C:\Users\ユーザー名\.codex\sessions\2026\07\19 rollout-2026-07-19T....
3.332 C:\Users\ユーザー名\.codex\sessions\2026\07\14 rollout-2026-07-14T....
1.920 C:\Users\ユーザー名\.codex\sessions\2026\07\13 rollout-2026-07-13T....もし数GBのファイルが複数ある場合は、それだけでSSDを大きく圧迫している可能性があります。
sessionsフォルダ全体の容量を確認
フォルダ全体の容量だけを確認したい場合は、こちらのコマンドがおすすめです。
$size = (Get-ChildItem "C:\Users\ユーザー名\.codex\sessions" -Recurse -File |
Measure-Object Length -Sum).Sum
"{0:N2} GB" -f ($size / 1GB)実行結果の例
18.64 GBこれだけで、CodexのセッションログがどれくらいSSDを使用しているかをすぐ確認できます。
100MB以上の大きなログだけ表示
容量が大きいログだけを確認したい場合は、次のコマンドが便利です。
Get-ChildItem "C:\Users\ユーザー名\.codex\sessions" -Recurse -File |
Where-Object Length -gt 100MB |
Sort-Object Length -Descending |
Select-Object @{Name="SizeMB";Expression={[math]::Round($_.Length/1MB,1)}},
FullName100MBを超えるログだけが一覧表示されるため、削除や整理の対象を見つけやすくなります。
※「ユーザー名」の部分は、ご自身のWindowsのユーザー名に置き換えて実行してください。
削除してもいいの?
基本的には、過去セッションを再開しないのであれば削除していいらしいです
ただし、そのセッションは再開できなくなります。
そのため、
- バックアップを取る
- 古いものだけ削除する
- 定期的に整理する
という運用がおすすめみたいです
もう一つの原因と思われるファイル
調査を進めると、セッションログ(rollout-*.jsonl)とは別に、
SQLite形式のログデータベースにも注目が集まっていました。
特に以下の3ファイルです。
C:\Users\ユーザー名\.codex\logs_2.sqlite
C:\Users\ユーザー名\.codex\logs_2.sqlite-wal
C:\Users\ユーザー名\.codex\logs_2.sqlite-shm
このうち logs_2.sqlite-wal へのTRACEログの大量書き込みが、
SSDへの高負荷の原因としてGitHubで多数報告されています。
OpenAIでは改善が進められており、
最新版では不要なTRACEログの削減などの対策も取り込まれています。
ちなみに同じくPowerShellで下記を調べると、
3ファイルの容量と更新日時をまとめて確認できます
Get-ChildItem "C:\Users\ユーザー名\.codex" -Filter "logs_2.sqlite*" |
Select-Object Name,
@{Name="SizeMB";Expression={[math]::Round($_.Length/1MB,2)}},
LastWriteTime
OpenAIでも認識されている問題
今回調べてみると、GitHubには
- 巨大なJSONLファイル
- SSDへの大量書き込み
- Desktopが重くなる
- セッション数増加によるパフォーマンス低下
などのIssueが複数報告されていました。
現在も改善が進められている最中のようです。
AIは便利。でもログ管理も重要
AI開発では
「コード」
ばかりに目が行きがちですが、
実際には
- ログ
- キャッシュ
- 一時ファイル
も大量に生成されます。
今回の件で、
AI時代はストレージ管理も開発スキルの一つなのだと実感しました。
まとめ
今回学んだことは次の3点です。
- CodexはセッションをJSONL形式で保存している
- 長期間利用すると数GB〜数十GBまで肥大化することがある
- 定期的な整理を行うことでSSD容量やパフォーマンス低下を防げる
AIを使ったゲーム開発は非常に快適ですが、その裏では大量のログが蓄積されています。
もし最近SSDアクセスが多いと感じているなら、一度 .codex/sessions フォルダを確認してみることをおすすめします。
私自身、まさかゲームデータではなく「AIとの会話ログ」がSSDを圧迫しているとは思いもしませんでした。
生成AI時代ならではの、新しいトラブル体験でした。
それではここまでご覧いただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします!
※2026年7月時点の情報です。Codexはアップデートによってログの保存方式や仕様が変更される可能性があります。
最新情報もあわせて確認してください。
